そこそこの大学を卒業したけど手元に残ったのは614万円の借金だった話
こんにちは、おじぽんと申します。
先日、5年間かけて通った大学をやっと卒業しました。
この5年間を振り返ってみると、色んなことがあったような、特に何もなかったようななんとも言えない学生生活を送ってきました。
後悔がないと言えば嘘になりますが、普通の人なら4年間で卒業するところを1年延長したわけですから、人生でおそらく1度きりの大学生活を十分すぎるほどに満喫出来たことは良かったのではないかと思います。
ただ、ひとつ気掛かりなことがあるとすれば、タイトルにもある通り僕の手元に残った614万円の借金です。
今日は、自戒と反省の意を込めて、この614万円という借金がどのようにして生まれたのかということについてお話ししていきたいと思います。
またこの先、記事として公開するのを躊躇するほど堕落した私の金銭事情が書かれています。読むだけで不快感を感じる可能性もあるので、そのような場合はそっとブラウザを閉じることをお勧めします。
この記事が、現役大学生の方や、これから大学進学を目指している方にとって少しでも参考になれば幸いです。
614万円の借金の内訳
まず、この614万円を誰から借りたのかということですが、これは全て私の母親及び父親への返済義務があるお金になっています。
その内訳は、
① クレジットカードの返済のために借りたお金:20万円
② 消費者金融で借りたお金の返済:10万円
③ 交遊費として借りたお金:32万円
④ サークル活動をしていた際に借りたお金:30万円
⑤「4年分の国立大学の学費」と「5年分の私立大学の学費」の差額:522万円
となっています。
では1つ1つ細かくみていきます。
クレジットカードの返済:20万円
この20万円は一度に借りたものではなく、10万円を2回借りたものです。ちなみに、2回目に借りた時にクレジット機能付きのキャッシュカードは解約しました。
利用用途としては、主に遊びに行った際に一緒にいる人の分もカードで支払うことで現金を錬成することに利用していました。
在学中は、派遣やアルバイトで収入がある時期もあったのですが、一番長く続けたもので半年程度だったため、基本的に常に金欠状態に陥っていました。アルバイトするときは、週3〜4くらいで入っていたので、だいたい月10万円ほど給料があったのですが、そのほとんどはカードの返済に消えます。そして、学業やサークルが忙しくなるとバイトをやめて、またクレジットカードで生活するということを繰り返していました。
今考えるとシフトを減らして、長期的に続けられるアルバイトをして、安定した収入から計画的にお金を使うべきであったと思います。
消費者金融の返済:10万円
2回目に親にクレジットカードの返済をしてもらった際に、クレジット機能を停止したのですが、あろうことか、そのあとは消費者金融でお金を借りるようになりました。
本末転倒とはこのことです。
初めは、生活費の1万円からでした。バイト代が入ったらすぐ返済するつもりでした。しかし、一度借りてしまうと消費者金融からお金を借りるという感覚はもうなくなってしまいました。ATMからお金を引き出すのと同じ感覚で、もう1万、なくなったらもう1万。半年ほどで気づいたら限度学の10万円になっていました。
さすがの僕も、「消費者金融にお金を返したいから10万円貸してくれ」とは親には言えず、月々の最低返済学である4000円を派遣のバイトをやったりして毎月なんとか返済し続けていました(ちなみに、4000円のうち元金に充てられるのは2500円程度で残りは利子です)。
しかし、ある月うっかり返済を忘れてしまい実家に消費者金融の請求書が送付されてしまったため親に借金がばれることになります。家族会議が開かれ、こっぴどく叱られましたが、ありがたいことに10万円全て親に建て替えて頂きました。
消費者金融は、一度カードを作ってしまうとあとはコンビニのATMなど、どこでもお金を引き出せるようになってしまうので緊急時には非常に助かる反面、お金を借りているという感覚がなくなってしまう非常に恐ろしいものです。特に、毎月の返済額は10万円借りても4000円程度の返済で永遠に借り続けることができるため、元金が一向に減らないという、俗に言う「リボ地獄」という状態になる可能性が非常に高いです。
現役大学生の方、これから大学生になる方は是非私の教訓を生かして消費者金融及び学生ローンなどそのような類のものには手を出さないことを強くお勧めします。
交遊費:32万円
ここまで読んで頂いた方は薄々感じているかもしれませんが、クレジットカードの返済や消費者金融の返済を親に建て替えてもらうなど、一般的な家庭環境と比べてもかなり甘やかされてきた方なのではないかと自覚しています。
大学の友達と旅行に行く際も事前に伝えておけば、いくらかお金をくれることも多々ありました。この交遊費32万円は、そんな私に甘い親でさえちょっと遊びすぎじゃないかということで、無償でくれるのではなく返すから貸して欲しいということで借りた金額です。
5年間で合計32万円ですがその大半は、卒業旅行として海外に行った際に借りたものです。
サークル活動費:30万円
この春から大学生になろうという方は、どんなサークルに入ろうかなど、色々と思いを巡らせていらっしゃる時期かと思います。
一つこんな私から忠告しておきたいのが、自分が入ろうとしているサークルは一体年間でどれくらいお金がかかるんだろうということもサークル選びの一つの重要なポイントである、ということです。
サークルにかかるお金は、部費や入会金だけではありません。私が所属していたサークルは年に2回、7日間の春合宿と夏合宿があり参加費が7万円ずつかかりました。その他にも1泊程度の新歓合宿、同期合宿などがあり、夏には海に行き、冬にはスノボやクリスマスパーティーをしたりなどいろんな楽しいイベントがあります。
新入生からしたらとても魅力的に見えるかもしれません。しかし、内側から見たサークルはそのようなキラキラしたものだけではありません。これらのイベントは上級生が下級生の分も多くお金を払っていることで成り立っているものばかりで、上級生はサークルを盛り上げるために自主的にそのようなことをやっています。もしくは、毎年やっていることなのでそうせぜるを得ない空気感になっていることがあります。
そして、その上級生の中にはそのような大金は支払うことができず友人やサークル自体に借金をしている人も多くいるはずです。その場合は、サークルを引退したあと、あるいは社会人になったあともサークルに借金を返すことになります。
私の場合は、その借金を返す先がサークルではなく、お金がないときはその都度親に借りていたので親になりますが、その金額が30万円です。おそらくサークルに所属していた3年間で、飲み会なども含めると150万円くらいはかかったのではないでしょうか。
「4年分の国立大学の学費」と「5年分の私立大学の学費」の差額:522万円
最後に、学費です。
金額的には614万円のほとんどが学費ということになります。
なぜ国立大学と私立大学の差額なのかというと、元々大学受験の際に金銭的な面で私立は厳しいから国立に行きなさいと言われていたのですが、残念ながら国立に落ちてしまったので私立に行くことになりました。
その際に、奨学金を借りるつもりだったのですが利子がついてしまうことや奨学金による自己破産の問題が話題になっていたことで結局借りなかったという経緯があります。
奨学金を毎月12万円48ヶ月借りた場合の総返済金額が約638万円だそうなので、522万円で安く済んでよかったのかもしれませんが、そもそももっとちゃんと勉強して国立に行っておけば支払う必要のなかったものです。ちなみに国立大学が年間50万円なのに対しと私立大学の学費はおよそ180万円なので、その差は年間約130万円です。もし、これを読んでる受験生がいれば速やかにブラウザを閉じて勉強しましょう。
最後に
ここまで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
以上が春から新社会人となる僕が抱える借金の全てです。
ということで、今日からここ、はてなブログで借金返済生活をスタートしていきたいと思いますので、読者登録ボタンをポチッと押していただけるとやる気が出ます。よろしくお願いします。
じゃあ今日はこの辺で